Face & Body Art International Convention 2007_後編
「私も早くペイントしたいっ」と思いつつも受付でコンテストの内容について通訳さんと一緒に説明を受ける事に。
受付のお姉さんはとても綺麗な方ですが早口でほとんど何を言っているのか分かりません。
通訳さんによるとまずペイント経験2年未満、2~5年、5年以上のキャリア別に3つのクラスに分けられます。
そしてそれぞれのクラスでお顔全体に描く「フルフェイス」や頬や腕などに描く「ワンポイント」、
さらにテーマが「スネーク」とか「バタフライ」など決まっているクラスや何を描くかその場で提示されるクラス、
クオリティだけでなく速さを競うクラスなど沢山のクラスに分かれています。
その中で希望のクラスにいくつでもエントリーが出来るのですが、ここで悩みました。
私はキャリア5年以上のクラスになるけど傾向と対策が全く出来ない。
これまでの優勝者の作品も見た事が無いし、どうしよう・・・。
日本からの参加者4名のうちエントリーしたのは私を含めて3名。
夜中までベッドを囲んで相談しました。
熊本から参加しているMIWAちゃんは経験が浅いので経験2年未満のクラスに。
ミホウさんは2~5年のクラスに。
私はこのコンベンションでは毎日開催されるセミナーに参加するほか商材メーカーと商談もする予定になっています。コンテストだけに時間を割くわけにはいきません。
「こうなったら得意なところで一発勝負!日本のフェイスペインティングを見せてやる!」という事で
唯一自由に好きなものを描けるワンポイントのスピードペイント・クラスだけにエントリーする事に決めました。
いざ、コンテスト。緊張で筆を持つ手が震えてる・・・・。
「でも絶対に優勝するしかない!忙しい中、私を快くアメリカへ送り出してくれたデコデコのみんなに優勝メダルを持って帰らないと!」
あっという間の10分間。スピードペイントといっても10分間あるんですね。デコデコは普段イベントでは2~3分でひとつのデザインを仕上げているので余裕がありますが、その代わり大きなデザインでクオリティも高くないといけない。デザインは試行錯誤しましたが、はやり日本らしさをアピールしたかったので「波と桜吹雪」をテーマに、和の色使いと繊細なグラデーションで仕上げました。
翌日、エンディングパーティでは参加アーティストたち、みなそれぞれにドレスアップ、フェイスペインティングやボディアートを施し、お互いに、「そのペインティング素敵ね♪一緒に写真とっていい?」なんて感じでほんと、フレンドリーでありながら、ゴージャスな空間でスペシャルな時間が流れていました。ステージではボディアートの物語やセミナーの講師アーティストによるボディアートのショウが行われ、パーティは大盛り上がり!そしていよいよ、コンテストの結果発表。名前が呼ばれるたびに大歓声が。そして遂に「hitomi fukai」の名が!嬉しいというより、ホットして腰が抜ける感じでした。
そんなこんなで感動と興奮のフロリダ・国際大会を無事、終えて日本への岐路についたのでした。
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